あるあるってちゃんとあるのかな

さ〜て

楽だし、お昼カップやきそばにしちゃうか〜

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あっ

 

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んも〜

仕方ない、あとで別で食べるか〜

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あっ

 

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んも〜

テンション下がるな〜

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あっこぼした もう全部が下手

 

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ああっ 

 

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あああ〜〜〜

 

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あるあるへの不信感

 

こんにちは、のりたまと申します。

あるあるネタ、皆さんは好きですか。僕は大好きです。

日常のふとした出来事で他人と共感しあえるって素敵ですよね。

 

 

「あるある!」という共感の楽しさは人類にとっておよそ普遍のようで、お笑い界でも一ジャンルとして確立されていますし、インターネットにも、今や様々なあるあるネタが溢れています。

 

しかし、 たくさんのあるあるに晒されるうち、いつしか盲目的に「あるある」と相槌を打つようになっている自分に気づきました。この図をご覧ください。

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わかりやすくならなかったので、いったんこの図のことは忘れてください。

 

とにかく僕は、

世の中のベタなあるあるの中に、実は全然ないあるあるがあるのではないか、と思うのです。

 

皆さんは本当に、カップめんのかやくを入れ忘れますか?

皆さんは本当に、割り箸がうまく割れませんか?

皆さんは本当に、ティッシュがいっぱい出ますか?

(割り箸はマジで割れないと思います)

 

 

 

 

ちゃんと調べよう

調べます。

テーマは、「あるあるベタは本当にあるあるなのか?」です。調査対象ですが、以下の基準で選ぶこととしました。(別に読まなくていいです)

 

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これらを勘案し、ネット上で探した結果たどり着いたのが、算数、数学を題材としたあるあるでした。

実際の問題を調査すれば数値としてあるある具合がわかりますし、誰もが必ず経験してきた道なので、多くの人の共感が得られるはずです。

 

がんばるぞ〜

 

 

点P、動きがち

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ターゲットはこちら、0次元の悪魔”点P”。数学嫌いの中高生にとっては目の上のたんこぶでしょう。

とはいえ、それも散々ネタにされているからそう感じるだけなのでは?数学の問題にもいろいろありますし、確かめる必要がありそうです。本当に点Pは動いているのか、調べてみます。

 

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用意したのは東京大学理系の過去問。重っ

できるだけ賢そうな顔をしてレジに向かいました。

 

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2200円でこの厚さはお得ですね。変な形のルービックキューブや小さめの三角フラスコと比べてもこのサイズ感です。

東京大学を選んだのは、最も点が動きそうだからです。知らないけど

 

ルール
  • 最近7ヵ年分の数学の問題に登場する全ての点を洗い出し、その登場回数と動不動を調査します。
  • 各点が動く確率を以下のように算出します。
         動いた問題数/登場した問題数

 

調査開始

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150分もあったらスマホ見ちゃうだろ

 

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東大なので、裏表紙が難しすぎる

 

教育目的でないので、大学入試の問題の画像を貼るのは避けておきます。ヤバすぎて解いてないのに熱が出ました。

 

 

 結果

結果は以下の通りです。

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大方の予想を裏切り、最も動いていたのは点Qでした。QとRに関しては、登場時に必ず動いているという驚きの結果。QとRでは、あるあるの観点から登場回数の多いQを上位としています。

 

しかしながら、全点中で登場回数が最も多かったのは点Pでした。全ジャンル含めた大問42問のうち15問に登場、これは3問に1問以上の割合です(図形問題に限ったわけでもないのに!)。それでいて必ず動いているわけでもないところがニクい。あるあるのツボを押さえています。

 

結論

点Pは確かに動きがちだし、動き具合もちょうどいい。

点Qと点Rは動きすぎていて面白くない。 

 

 

 

たかしくん、りんご買いに行きがち

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もう一つ、こちらもネットで擦られ続けているあるある中のあるあるでしょう。調べた範囲では、学校関連のあるあるでもダントツで多かったです。

しかし、考えてみればこの難易度の文章題に出会うのは小学校低学年の時代の話。僕たちがたかしくんに出会ってきたのは圧倒的に”あるあるの中で”のはずなのです。今こそ、本当の算数あるあるを決める時です。

 

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用意したのは小1ハイクラス向けの算数の問題集

この調査をするにあたり学年ごとの問題集を見比べましたが、小2以降の文章題は急に無機質になっていました。「たかしくん」や「りんご」は小1までみたいです。

 

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中学受験も視野に入れているそうです。まだ小1だろうが

 

(ちなみに、東大の過去問を買った翌日に同じ本屋で買ったので、一日でめちゃめちゃ挫けた人みたいになりました)

 

 

ルール
  • 問題集の全問題を確認し、登場する人物とその回数、題材となるアイテムを調査します。
  • 総合して、本当の算数あるあるを決めます。

 

 

調査開始

ページをめくるたびに新しい名前が現れます。想像以上にカブりません。

小学1年生向けということで、進むにつれて少しずつ問題文や漢字が難しくなっていくのが面白いです。架空の小学1年生の成長を横で見ているかのよう。

 

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棚の問題で一気に12人増えた やめて

 

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新しい人物「ケイさん」かと思ったら「計算」だった

 

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たかし登場

 

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負けても凛々しいたくや

 

結果 

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思った以上に名前が多様で企画倒れかと思いましたが、総勢65名の登場人物のうち、あやかさんが3回登場で単独優勝となりました。ちょっと期待していたんですが、キラキラネームはなさそうでした。

問題部分が128ページあるのに対し、たかしの登場は121ページ目の1回のみ。お前のあるあるだろうに

 

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アイテムの登場回数は、8回でみかんがトップでした。

そもそも果物ベタがりんごだと思っていたのでこれは意外でしたが、問題文中でそれなりの個数の受け渡しがされる関係で、小さいものが有利なのは頷けます。

また、買い物のシチュエーションがあまり出てこなかったのも発見でした。お買い物システムは小1には早いようです。

 

 

結論

 あやかさん、みかんをあげがち

 

(例)

あやかさんは みかんを いもうとに 3こ あげたので

5こに なりました。はじめに なんこ もって いましたか。

 

 

 

 

総括

あるあるには、実際にはないあるあるもあることがわかりました。しかし、実際にあったとしても、あるあるではないことがあるようです。「あやかさん、みかんをあげがち」には共感できないですし、あるあるとしての価値を感じられません。

 

あるあるは、あるかないかではない。

共感できるかできないかだ。 

 

僕からは以上です。ありがとうございました。 

 

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言うても割れ具合、これくらいがち